SCADAシステム

SIEMENS SCADAシステム

集中監視システムのご提案


SCADAとは

SCADA(スキャダ)とは、監視制御を行うためのコンピュータ・システムの総称です。
SCADAは、様々な機器やセンサーから送られるデータを元に、それらを監視・制御しながらデータの蓄積・分析を行います。
日本国内工場ではSCADAを必ず使用している訳ではないため、馴染みのない言葉に見えますが上位システム⇔生産現場を繋ぐ装置としてデータベースを持ち、
生産装置やデータ管理・解析、診断情報、電力データ、稼働状況の把握など多くのメリットがあります。

SIEMENSではPart11遵守に必要な監査証跡を記録するためのオプションソフトウェアSIMATIC WinCC Auditをご用意しております。
製薬業界における必要な機能だけでなく、お客様にとって記録原本の完全性(改ざん有無)を保障するSIEMENS独自のシステムをご用意。   

Part11・・・1997年にFDA(Food and Drug Administration:アメリカ食品医薬品局)が、記録や署名をペーパーレス(電子)による記録の保護、
保存を認める為発行された規則。 規則の内容は、「監査証跡」「安全性・データの完全性(データインテグリティ)」「文書化」。

2024年6月より製薬業界向けページを作成しております。ぜひ下記ページをご参照ください。


SCADAがない場合 装置A,Bはそれぞれの装置操作はHMIにて単独で操作し稼動する。 HMIでは各装置の操作のみ実施。

scadaがない場合
SCADAがある場合 SCADA内に装置A,Bのデータを統合し格納が可能 SCADA側から、それぞれの装置A,Bの状況が確認できる。 scadaがある場合

製薬業界装置に求められる機能・シーメンスで出来ること

Part11で求められる、「監査証跡 安全性、データの完全性 文書化」をシーメンスのSCADAシステムで実現
データの保存 外部ストレージに専用のファイルフォーマッド(RDB)で保存可能
→その他CSV,TXTでも保存可能
WinCCの機能で
実現可能
ユーザー管理 ユーザーグループごとの権限分け
→複数のグループとそのグループへのユーザー割り当て
パスワード管理 各ユーザーへのパスワードと変更ルールの設定
レポート機能 PDFでのレポート出力もしくはプリンタによるレポート印刷
タイムアウト機能 可変な時間設定による自動ログオフ機能の有効化
スクリーンセーバーによる画面表示のコントロール
電子署名 操作時のID,パスワードリクエスト Auditの機能で
実現可能
監査証跡 操作ログ、その他必要なタグ・レシピの変更履歴を記録
セキュリティ 上位のシステムと通信する際に求められるセキュア通信を
OPC-UAにより実現
OPC UAにて
実現可能


SIEMENS SCADAシステム

WinCC ユーザー管理
WinCCではユーザーとそのグループの設定が可能です、グループではその操作ユーザーがどの権限を持っているかを設定することができます。
また、ユーザーに設定したパスワードには初回ログイン時にパスワード変更を求めることやログイン後に作業者が持ち場を離れた際に
自動ログオフの設定やパスワードの試行回数に伴うユーザーアカウントの凍結といった設定が可能です。

レポート機能
WinCCにおいてはお客様のご要望のレポート形式、またそのテンプレートをエンジニアリングソフトウェア上で作成することができます。
WinCC Auditを使用して監査証跡のレポートをフォーマットに組み込みたい場合、必要に応じてレポートフォーマットに組み込むことができます。

プロセス値の効率的な分析
現在のデータや履歴を表示するために、WinCCのプロセス画像に効率的なコントロールが統合されています。
プロセス値を表形式で示したり、トレンド表示を使用して分析することが出来ます。

WinCC Audit Auditのできること
オペレーター入力とプロジェクトの変更を監視
現場のオペレーターの操作履歴や、設計におけるプロジェクトの変更履歴などの記録を行うためのものです。
操作・変更の履歴はセキュリティで保護されたデータベースで保護され、すべての変更情報を記録します。
記録した情報は、ビューアーを使用して表示できます。
ランタイム操作の記録情報
  • 活動の実施
  • レシピの開始と変更
  • 他にも、下記のような情報も記録が出来ます。
  • 押しボタン・スライダー操作の記録
  • キーの操作記録
監査証跡に必要な記録情報
  • 変更の日時
  • プロジェクトID・PCおよびデータベース名
  • 古い値と新しい値
  • ユーザー名
  • イベント/機能
  • コメント/変更理由
簡易な設定で監査証跡等の機能を実装可能
画面設計時に、監査証跡対応に必要な作業を効率的に実装出来ます。
-ランタイムでの監査証跡機能の有効化
-記録する対象の設定、セキュリティ設定

ドキュメントの改ざん防止
記録を保管するだけでなく、Audit Viewerで電子書類の完全性を保証出来ます。
・監査証跡の管理
・改ざんの検出
・記録の保証

OPC UA

概要
OPC UA(OPC Unified Architecture)は2007年に発表されたイーサネットベースの通信規格
制御機器から大規模な上位情報系ネットワークへの情報転送を目的として開発

特徴
OSに依存しないイーサネットベース(TCP/IP)のオープンな通信規格
暗号化や電子証明書といったセキュリティレベルの高い通信
ヨーロッパに限らず多くの地域や業界から実際にOPC UA対応の要求が多数
暗号化通信
暗号化通信により、通信電文への不正サクセスを防止。
通信の盗聴や改ざんリスクを低減。
アクセス認証
なりすましによる不正サクセスを防止。
プロセスデータの漏洩や改ざんリスクを低減。

SIEMENS SCADAシステム 導入事例

PRO-SEEDでは、SIEMENS SCADAシステムを使用した案件の実績が御座います。
SCADAのご利用をご検討の方は、ぜひご相談ください。

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